草津が好きすぎる 1

草津が好きすぎる。初めて来たのは15年くらい前。草津のことを名前しか知らない状態で、連休だから行ってみるかくらいの感覚で、奮発してお盆で宿泊費爆上げ中の櫻井に宿泊。その時は漠然と温泉広くてすごいなー気持ちいいなーと感じたくらいだった。

せっかく来たからにはと、帰る前に西の河原も散策し、西の河原露天風呂に入り、近くのビジターセンターで動物の剥製を見たり地元の植物を眺めていたところ、事件は起きた。夫が「俺の巾着知らない?」…私「知らない」。青ざめる。お互い自由に見学しており見ていなかったのだが、どうやら夫は貴重品が全て入った巾着を椅子に起き、興味を惹かれた熊の剥製を眺めていたらしい。その間に巾着は忽然と姿を消した。(稲川淳二より怖い。世にも奇妙な物語より奇妙。)せめてお金だけをとって他は周りに捨ててないかといろんなところを探し周り、案内所や交番に行って相談したりしたが見つかる気配はなく。巾着の中の「車の鍵」までなくなってしまったのだ。せめて、せめて金だけにしてくれよ…財布とかカードとか鍵とか要らんやん。とベソかいていたが、もうないものはない。

地元の車屋さんにエンジンをかけてもらう方法を相談したりしたが結局、安全第一を選びレンタカーで1度千葉の自宅にスペアキーを取りに帰り、すぐ草津に戻り、また車で千葉に帰るという選択をした。あの頃はまだ、今みたいにバイパスが整備されてなかったと思う。探して歩き回っていろんな人に説明して(あの時相談のってくれた人達に感謝)ヘトヘトな心身で、涙もゲーも出そうな悲しい思いで、遠い遠い山の道を往復。辛かった。まだ若かったから暫定人生3位以内に入る辛さだった。今は長い年月が過ぎ、もっと辛いことはたくさん増えたが笑

そんな辛い過去があり、もう二度と草津には近付きたくないという思いがずっとあった。群馬に住み始めてからも変わらず。しかしやはり温泉・サウナ好きとして、もう一度行ってみたい!という気持ちが段々と湧いてきて、5〜6年前にやっと友人と訪れることができた。10年以上ぶりの草津は、湯畑や湯滝を見ただけで感動、源泉の種類や違いを体感し「ここここれは本物じゃあー!」と心を打たれ、それからは「県内に住んでるんだから、ちょいと遠くても行こう!」と毎月来るようになった。夏は1人で半袖短パンにタオル持ちフラフラ歩いているので、「地元の方ですか」と聞かれたり、湯長さんに「ぜひ今度いかがですか」と誘われたりもした笑。あっちぃ温泉に入って冬のちめてぇ風を浴びながらテクテク散歩するのが大好きで、今思えば、この時もととのいを体感していたんだなぁと思う。

そんな私に朗報あり、親戚のおじさんがたまたま草津のリゾートマンションを購入。住む訳じゃないから、行きたい時は貸してくださるシステム。おじさーん!!そしてこのマンション、万代鉱源泉が43〜44度とパンチある温度で提供されてるうえ、約95度のカラカラサウナ、約20度の水風呂もあるのだ。水風呂で羽衣を楽しんだら、キンキンッのシャワーの水で顔を洗ったり。外気浴はないが、開け放った窓から振り降りる風のミストを感じて恍惚。ととのってると感謝しがちなので、おじさんありがとう…ってか戦争でインパール作戦まで行ったのに死なずに帰ってきてくれた爺さんもありがとう…いろいろ繋がって私今草津に来れてます涙、といろんなことに感謝してしまう。

そんなこんなで、長い間苦しんだ草津トラウマはいつの間にか湯気と共に浄化され、私は草津大好き人間としていまだ成長中。

草津の良いところを書こうと思ったらほぼトラウマ話になっちまったぜ。

草津温泉のことや、大滝の湯のことなども今後書いて行きたいな。

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